リユース市場の成長と投資機会|50代から始める”中古経済”への注目ポイント
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2026年6月27日 #投資 #リユース市場 #50代からの資産運用
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「メルカリで不用品を売ったことがある」「リサイクルショップをよく利用する」──そんな経験がある方は多いのではないでしょうか。実はいま、こうしたリユース(中古品の再利用)市場が急速に拡大しています。
環境意識の高まり、物価上昇による節約志向、そしてフリマアプリの普及。これらが追い風となり、リユース市場は2025年に約3.5兆円規模に到達し、今後もさらなる成長が見込まれています。
「でも、それが投資とどう関係あるの?」と思った方、実はここに50代からでも注目すべき投資チャンスが隠れているんです。この記事では、リユース市場の成長背景から、関連する投資先、そしてリスクまで、初心者にもわかりやすく解説していきます。
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リユース市場とは?なぜ今こんなに伸びているのか
リユース市場とは、一度使われた製品が再び売買される市場のことです。リサイクルショップ、フリマアプリ、ネットオークション、ブランド品買取専門店など、私たちの身近にあるサービスがすべてこの市場に含まれます。
かつて「中古品」というと、どこか抵抗感を持つ方も少なくありませんでした。しかし、メルカリやラクマといったフリマアプリの登場により、中古品の売買は誰でも手軽にできる日常的な行為に変わりました。
さらに、SDGs(持続可能な開発目標)や「サーキュラーエコノミー(循環型経済)」という考え方が世界的に広まったことも大きな要因です。新品を大量に作って捨てるのではなく、モノを長く使い回す社会へと価値観がシフトしているのです。
特に50代以上の世代は「もったいない」という感覚が自然と身についている方が多いはず。その感覚こそが、いまの時代の経済トレンドと見事に合致しています。


数字で見るリユース市場の急成長
リユース市場の成長を、具体的な数字で確認してみましょう。
リユース経済新聞の調査によると、国内リユース市場の規模は以下のように推移しています。
- 2015年:約1.6兆円
- 2020年:約2.4兆円
- 2025年:約3.5兆円(推計)
- 2030年:約4兆円超(予測)
わずか10年で市場規模が2倍以上に拡大しており、今後も年平均5〜7%の成長が見込まれています。これは日本の実質GDP成長率(約1%前後)と比べると、非常に高い伸び率です。
特に成長が著しいのがCtoC(個人間取引)の分野です。メルカリの月間利用者数は2,300万人を超え、年間流通総額は1兆円規模に達しています。また、BtoC(企業から個人への販売)でも、セカンドストリートやブックオフなどの大手チェーンが店舗数を拡大し続けています。
海外に目を向けると、欧米ではファッション分野のリユースが特に盛んで、ThredUp(スレッドアップ)やThe RealReal(ザ・リアルリアル)といったオンラインリユースプラットフォームが上場企業として注目を集めています。
リユース市場を支える3つの追い風
なぜリユース市場はこれほど成長しているのでしょうか。大きく分けて3つの追い風があります。
① 物価上昇と節約志向
2022年以降の物価上昇は、多くの家庭の家計に影響を与えました。「新品でなくてもいいものは中古で」という意識が広がり、特に家電、家具、衣類、書籍などの分野でリユース品の需要が高まっています。50代の方であれば、子どもの独立後に家の中を整理して不用品を売った経験がある方も多いのではないでしょうか。
② 環境意識・SDGsの浸透
「大量生産・大量消費」の時代から、「必要なものを、必要なだけ」という時代へ。企業もESG(環境・社会・ガバナンス)経営を重視するようになり、リユース事業への参入や、自社製品の下取り・再販プログラムを始める動きが増えています。アパレル大手のパタゴニアやユニクロの「RE.UNIQLO」などがその好例です。
③ テクノロジーの進化
AIによる自動査定、画像認識を使った真贋判定、効率的な物流システムなど、テクノロジーの進化がリユースビジネスの効率化を後押ししています。かつては「目利き」の経験が必要だった査定業務が、AIによって標準化・高速化されたことで、中小企業や個人でも参入しやすい市場になっています。
投資先として注目すべきリユース関連企業
ここからは、投資家の視点でリユース市場を見ていきましょう。日本の株式市場に上場しているリユース関連企業の中から、代表的なものをご紹介します。
メルカリ(4385・東証プライム)
国内最大のフリマアプリ「メルカリ」を運営。CtoC市場の成長をけん引する存在です。メルペイ(決済サービス)やメルカリShops(企業出店)など、エコシステムの拡大にも注力しています。米国事業の収益化が今後の焦点です。
ブックオフグループホールディングス(9278・東証プライム)
書籍だけでなく、衣類、家電、ブランド品など総合リユース企業へと進化。国内外で約900店舗を展開しています。近年は利益率の高いブランド品・貴金属の買取に力を入れ、業績が好調に推移しています。
トレジャー・ファクトリー(3093・東証プライム)
総合リユースショップ「トレジャーファクトリー」やブランド古着専門店「トレファクスタイル」を展開。出店攻勢と既存店の売上成長が続いており、成長性の高さが評価されています。
コメ兵ホールディングス(2780・東証スタンダード)
ブランド品リユースの老舗。名古屋発祥で、ブランドバッグ、時計、宝石などの高級品に強みを持ちます。近年はオンライン販売やアジア向け越境ECにも力を入れています。
バイセルテクノロジーズ(7685・東証グロース)
出張買取に特化したリユース企業。着物、切手、古銭などシニア層の自宅に眠る不用品の買取で急成長しています。テクノロジーを活用した効率的なオペレーションが特徴です。


リユース関連に投資する3つの方法
リユース市場に投資する方法は、大きく分けて3つあります。自分のリスク許容度や投資経験に合わせて選びましょう。
方法①:個別株投資
前章で紹介したようなリユース関連の上場企業の株式を直接購入する方法です。企業の成長がダイレクトに株価に反映されるため、大きなリターンが期待できる一方、個別企業のリスク(業績悪化、競合激化など)も負うことになります。
投資初心者の方は、1社に集中せず、2〜3社に分散して投資するのがおすすめです。また、新NISAの成長投資枠を活用すれば、売却益や配当金が非課税になるメリットがあります。
方法②:投資信託・ETFで間接的に投資
リユースに特化した投資信託やETFは現時点では少ないですが、「ESG関連」「サーキュラーエコノミー関連」のテーマ型投信に、リユース企業が組み込まれているケースがあります。
また、日本の中小型株ファンドにリユース企業が含まれていることも多いため、ファンドの組入銘柄を確認してみるのも一つの手です。個別株よりもリスク分散が効きやすいのがメリットです。
方法③:自分自身がリユース経済に参加する
「投資」と聞くと株を買うことばかり考えがちですが、実は自分自身がリユース市場に参加して利益を得るのも立派な経済活動です。
- 不用品をメルカリやリサイクルショップで売却して家計の足しにする
- 中古品を賢く活用して支出を削減する
- せどり(転売ビジネス)で副収入を得る
特に50代は、長年蓄積した「モノを見る目」や生活経験が活かせるため、リユース市場との相性は抜群です。株式投資とあわせて、「売る側」としても市場に参加してみると、企業の事業モデルへの理解がより深まります。
知っておきたいリスクと注意点
リユース市場は成長産業ですが、投資にはリスクがつきものです。以下のポイントを必ず押さえておきましょう。
競争の激化
市場の成長に伴い、参入企業が増えています。大手EC企業(Amazonリニュー、楽天ラクマなど)の参入により、中小リユース企業が価格競争に巻き込まれる可能性があります。差別化ができている企業かどうかを見極めることが大切です。
景気の影響
リユース市場は「不景気に強い」と言われることがありますが、高級ブランド品のリユースは景気に左右されやすい面もあります。また、景気回復局面では「新品を買いたい」というニーズが戻り、リユース品の需要が一時的に落ち込む可能性もゼロではありません。
株価のバリュエーション
成長企業は期待が先行して株価が割高になりやすい傾向があります。PER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)をチェックして、「いい会社」と「いい投資先」は別物だという意識を持ちましょう。
法規制リスク
古物営業法の改正や、偽造品・盗品対策の規制強化が進む可能性があります。規制は業界の健全化につながりますが、対応コストの増加で中小企業が淘汰されるリスクもあります。


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まとめ|身近な「もったいない」が投資のヒントになる
今回は、リユース市場の成長と投資機会について解説してきました。最後にポイントを整理しましょう。
- リユース市場は約3.5兆円規模に成長し、今後も年5〜7%の伸びが見込まれる
- 物価上昇・環境意識・テクノロジーの3つの追い風が市場を後押し
- メルカリ、ブックオフ、トレジャー・ファクトリーなど上場企業が複数あり投資対象になる
- 個別株・投資信託・自分自身の参加と、投資の方法は複数ある
- 競争激化・景気変動・バリュエーションなどリスクも理解した上で判断することが大切
リユース市場の最大の特徴は、私たちの日常生活と直結していることです。普段メルカリで売買している方、リサイクルショップを活用している方は、すでにこの成長市場の「消費者」として参加しています。
その実感や経験を「投資家」の視点にも広げてみませんか?自分がよく知っている分野だからこそ、企業の良し悪しを判断しやすく、投資の第一歩としてもハードルが低いはずです。
まずは気になるリユース企業の決算資料やIRページを覗いてみるところから始めてみてはいかがでしょうか。「もったいない」の精神が、あなたの資産形成にもつながるかもしれません。
※投資判断はご自身の責任でお願いします。本記事は特定の銘柄を推奨するものではありません。投資にはリスクが伴い、元本割れの可能性があります。ご自身の資産状況やリスク許容度に応じて、慎重にご判断ください。
